予算特別委員会 健康局質疑
令和4年度神戸市予算案を3つの分科会にわかれて審査する
予算特別委員会が開会中です。
3月2日、第2分科会2日目の健康局審査に登壇しました。

以下その要旨です。
(1)こどものマスク着用について
Q. オミクロン株の感染拡大に伴い、厚生労働省は、2月のはじめに、2歳以上のこどもを想定して、保育所等でマスクの着用を推奨するという対応を決めたが、小児科医らからも安全性の問題から疑問の声があがったために「着用が難しければしなくてよい」との見解を出しなおす対応となり、子供のマスク着用を巡り混乱している。神戸市はこれまで、子供のマスク着用についてどのように対応してきたのか。
A. 窒息の危険などもあることから、一律に着用を求める対応はしていない。マスク着用以外の、手指消毒やおもちゃの消毒、換気などの感染防止対策を優先している。
(2)妊婦の受け入れについて
Q. 昨年の決算質疑において、妊婦がコロナに感染した場合に確実に入院ができることなど対応の充実について質疑し、6病院で妊婦を受け入れ体制があり、今後も産科との連携を進めてるという答弁だった。コロナ第6派では患者数の急増で感染者への対応の変更を余儀なくされてきましたが、コロナに感染した妊婦が必要な医療が受けることができてきたのか、また今できているのかをお聞きします。
A. 現在は8病院でコロナ感染の妊婦を受け入れていて、第6派でも妊婦が入院できないという事案はない。保健センターの対応においても、ハイリスクの感染者として優先している。
(3)子宮頸がん等を予防するヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンについて
Q. HPVワクチンは、厚労省が平成25年6月から接種の積極的勧奨が差し控えられてきたが、昨年11月積極的な勧奨を差し控えすることを中止することが通知された。神戸市における、現在の定期接種の接種率はどのようになっているのか。
A. 勧奨を差し控えが中止されてすぐに定期摂取について対象者に通知し、令和3年途中でも大きく数字が伸びている。今後もワクチン接種のメリットとデメリット、また検診の必要性について周知に努力したい。
(4)小児がんに対するケア
Q. 神戸には県立こども病院や神大附属病院などの小児がん治療を担う医療機関、またチャイルド・ケモ・ハウスという、小児がんにかかってもできるだけ家族と普通に過ごせる施設があり、子供が不幸にもがんにかかった場合に十分なケアが受けられる環境がある街だ。その環境を活かした取り組みを推進していただきたい。
小児がん教育について、小学校でもがん教育が行われているが、大人のがんを予防するための生活習慣の改善が主な内容だ。小児がんは健診などで早期発見できないこと。生活習慣に関係がない、治療の成績が大人に比べて非常に良いという成人のがんと全く異なる特徴がある。治療から復帰してきた児童に対し、学校の先生や友達が偏見を持つことなく友達への適切な配慮ができるよう、小児がん教育も必要と考えるがどうか。
A.2校においてチャイルド・ケモ・ハウスから講師をお招きして小児がんの当事者のお話などをお聴きする授業を行った。必要な啓発について検討したい。
(5)銭湯支援について
Q. 銭湯についての新規施策で、若い世代に銭湯に興味を持ってもらうことを目的として、市内大学生を対象とした入浴料無料制度を期間限定で試行実施される。素晴らしい施策だが、事前申し込みが必要ということで、何でもスマホひとつで、必要な時にすぐにポイントやクーポンを取得することに慣れている若い人に、利用してもらえるのかが不安。7万人の学生がいる神戸市で、多くの大学生に使用してもらえる効果的な制度・運用を構築していただきたいと思うがいかがか。
A.SNSを使った発信などで多くの大学生に使ってもらうように周知に努める。運用については浴場組合連合会ともよく相談して検討したい。
予算特別委員会が開会中です。
3月2日、第2分科会2日目の健康局審査に登壇しました。

以下その要旨です。
(1)こどものマスク着用について
Q. オミクロン株の感染拡大に伴い、厚生労働省は、2月のはじめに、2歳以上のこどもを想定して、保育所等でマスクの着用を推奨するという対応を決めたが、小児科医らからも安全性の問題から疑問の声があがったために「着用が難しければしなくてよい」との見解を出しなおす対応となり、子供のマスク着用を巡り混乱している。神戸市はこれまで、子供のマスク着用についてどのように対応してきたのか。
A. 窒息の危険などもあることから、一律に着用を求める対応はしていない。マスク着用以外の、手指消毒やおもちゃの消毒、換気などの感染防止対策を優先している。
(2)妊婦の受け入れについて
Q. 昨年の決算質疑において、妊婦がコロナに感染した場合に確実に入院ができることなど対応の充実について質疑し、6病院で妊婦を受け入れ体制があり、今後も産科との連携を進めてるという答弁だった。コロナ第6派では患者数の急増で感染者への対応の変更を余儀なくされてきましたが、コロナに感染した妊婦が必要な医療が受けることができてきたのか、また今できているのかをお聞きします。
A. 現在は8病院でコロナ感染の妊婦を受け入れていて、第6派でも妊婦が入院できないという事案はない。保健センターの対応においても、ハイリスクの感染者として優先している。
(3)子宮頸がん等を予防するヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンについて
Q. HPVワクチンは、厚労省が平成25年6月から接種の積極的勧奨が差し控えられてきたが、昨年11月積極的な勧奨を差し控えすることを中止することが通知された。神戸市における、現在の定期接種の接種率はどのようになっているのか。
A. 勧奨を差し控えが中止されてすぐに定期摂取について対象者に通知し、令和3年途中でも大きく数字が伸びている。今後もワクチン接種のメリットとデメリット、また検診の必要性について周知に努力したい。
(4)小児がんに対するケア
Q. 神戸には県立こども病院や神大附属病院などの小児がん治療を担う医療機関、またチャイルド・ケモ・ハウスという、小児がんにかかってもできるだけ家族と普通に過ごせる施設があり、子供が不幸にもがんにかかった場合に十分なケアが受けられる環境がある街だ。その環境を活かした取り組みを推進していただきたい。
小児がん教育について、小学校でもがん教育が行われているが、大人のがんを予防するための生活習慣の改善が主な内容だ。小児がんは健診などで早期発見できないこと。生活習慣に関係がない、治療の成績が大人に比べて非常に良いという成人のがんと全く異なる特徴がある。治療から復帰してきた児童に対し、学校の先生や友達が偏見を持つことなく友達への適切な配慮ができるよう、小児がん教育も必要と考えるがどうか。
A.2校においてチャイルド・ケモ・ハウスから講師をお招きして小児がんの当事者のお話などをお聴きする授業を行った。必要な啓発について検討したい。
(5)銭湯支援について
Q. 銭湯についての新規施策で、若い世代に銭湯に興味を持ってもらうことを目的として、市内大学生を対象とした入浴料無料制度を期間限定で試行実施される。素晴らしい施策だが、事前申し込みが必要ということで、何でもスマホひとつで、必要な時にすぐにポイントやクーポンを取得することに慣れている若い人に、利用してもらえるのかが不安。7万人の学生がいる神戸市で、多くの大学生に使用してもらえる効果的な制度・運用を構築していただきたいと思うがいかがか。
A.SNSを使った発信などで多くの大学生に使ってもらうように周知に努める。運用については浴場組合連合会ともよく相談して検討したい。