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令和3年度6月市会 一般質問

議会の議事の進行側であった副議長職を退任し
久しぶりに一般質問に登壇しました。
持ち時間は35分で、大きく3問の質疑を行いました。

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1.外郭団体の見直しについて
外郭団体の中には、経営状況が厳しく自立が困難な団体機能維持のために独立して存在する必要性が低い団体、さらにはガバナンスに課題がある団体などがあります。また一方では、時代が変化していく中で外郭団体として新しい政策課題に対応する必要性も生じています。こうした点を踏まえ、今後どのように再編を進めようと考えているのかお伺いする。

(久元市長)外郭団体のあり方についての方針を策定、8月に公表する。それと同時に掻くい各外郭団体には経営改プランを提出させる。また今西副市長をトップとした見直しのための組織を庁内に立ち上げる。


2.神戸らしいファッション文化を振興する条例について
コロナ禍で多くの産業が打撃を受けている地場産業の助けになりたいということも含めて発案した「神戸らしいファッション文化を振興する条例」が6月17日に施行された。神戸の地場産品等は、神戸らしいファッション文化の確立や都市イメージ醸成に貢献してきており、本条例施行を契機に、改めて市、市民及び事業者が一体となって、神戸らしいファッション文化を振興し、次世代に引き継いでいくこと大切だ。条例施行後のまずは第一歩として、市民の皆さまに本条例の制定について知ってもらうためのキャンペーンを行っていただきたいが、見解をお伺いする。

(久元市長)ファッション美術館でファッション条例を紹介する企画展を行いたい。また、先日開催されたオンラインの神戸コレクションの中でも条例を紹介した。デザインを募集してポスターを作成するなどしていきたい。


(再質問)今後必要な施策として以下を提案
・神戸のファッション産品を購入できる常設のパイロットショップの開設
・新2号館での地場産品の展示
・ファッションクーポンの発行など販売促進
・情報発信とオンライン販売の市独自のポータルサイトの開設


3.西市民病院の移転について
(1)病院へのアクセス

西市民病院は、先般、新長田駅にある若松公園の一部に移転・再整備する旨の基本方針が示された。現在通院している患者さんの中には、不便になる方もある。長田区では例えば北部の丸山地区は、鉄道駅からは遠いが、現在の西市民病院へは市バスの4系統でバス1本でアクセスできている。この人たちはバスと地下鉄の乗り継ぎが必要になる。また長田区の北部を東西に走る11系統沿線の多くの住人も新長田にアクセスしにくい。
また、兵庫区には分娩のできる病院が無く、西市民病院が最も近い周産期医療の拠点として機能してきており、遠くなることに不安の声もある。
今後、新長田駅前広場にバスロータリーを整備し、市バス路線を充実・再編されることになっているが、路線再編の検討にあたっては、現在通院している方が不便にならないよう検討すべきと考えるが、見解を伺いたい。

(交通局長)バスロータリの整備により新長田を起点とした路線配備ができる。4系統に新長田行きを作るなど再編していく。

(2)公園機能の確保

若松公園内に病院を移転することで、公園として利用可能な面積が減少することへの懸念もある。予定地となっている鉄人モニュメントの北側は、子供向けの遊具が充実していていつも多くの親子で賑わっている人気の公園である。またこれまで鉄人モニュメント周辺では、公園やグランドの部分も広く使った大規模イベントが開催されている場所でもある。これらの機能性について、代替地の確保も含めて、どのように対応していくのか。

(副市長)病院に子供の遊びのスペースを設け、そこと公園をつなげて利用できるようになる予定だ。若松公園の再整備となり、イベントの利用も可能と考えている。

(3)跡地の活用について
長年地域の核として存在してきた西市民病院が移転した後の、高速長田駅周辺エリアが空洞化しないか懸念を持つ。西市民病院の周辺は、神戸の市街地の中では貴重なフラットな土地が広り地形的な条件が良いが、市営住宅が広範囲に広がり、その合間には長く空き地のまま放置されている市有地もある。現病院の跡地だけでなく、周辺市有地の利活用も含めて、住居と商業と職場とが揃った市街地に相応しい魅力のあるまちづくりに繋がるよう、一体的・全庁的に方向性を検討すべきと考えるが、見解を伺いたい。

(副市長)病院の移転まで10年ほどかかるので、丁寧に検討したい


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