神戸市立小の加害教員を休職させるための条例改正



第95号議案 職員の分限及び懲戒に関する条例等の一部を改正する条例の件
本日の本会議で、現在有給休暇を取らせている市立小のハラスメント加害教員を休職させるための95号議案が議題となり、自民党始め7会派から質疑が行われました。
提案されたのは「職員の分限及び懲戒に関する条例」の定める「休職の事由」に、「重大な非違行為があり、起訴されおそれがあると認められる職員であって、当該職員が引き続き職務に従事することにより、公務の円滑な遂行に重大な支障が生じるおそれがある場合」を追加する条例改正。
まず自民党の坊団長からは冒頭に「マスコミによる児童保護者に配慮しない煽情的な報道により二次被害が起きている。公器としての社会的責務を果たす気があるのか」と、国会中継なみに集まった報道陣に向けて投げかけました。
職員の身分保障の観点から、法的な公平性が損なわれるおそれがある、このような条例改正への疑問が多く議論されましたが、
「加害教員の勤務が続けばさらに学校が混乱する。分限休職の事由は条例で定めることができる。議会での厳格な審議経て、任命権者である市長が判断できるものだ。公平性は、事後の申し立てにより保障される」
「分限懲戒審査会にかけ、弁明の機会も与える」
と答弁がありました。
未だ第三者委員会の調査中であるのに、分限処分の事由を追加してまで恣意的に処分を行うことに多いに悩みます。
しかし「異常でおぞましい事案」の解決に苦渋の決断をしようという市長の姿勢を支持したいとも思うのです。
本会議終了後に総務財政委員会が開催され、そこでさらに議論される予定です。
何より大切なのは児童に平穏な、日常の学校を返してあげることです。
心を痛めているのは児童であり、保護者なのです。
この事案への対応では、会派の中でも様々な意見があり日々議論しているところですが、私としては以上の事を何より優先に意見を申しています。