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9/19決算特別委員会 都市計画総局審査

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9月19日の決算特別委員会第3分科会、都市計画総局の審査で質疑に立ちました。
以下、大きく2点質問した中の前半、新長田南再開発についての要旨です。

1.アスタくにづかのビル管理について
平井)アスタくにづかではビルの管理問題が長期化している。
発端は管理費の低減や按分への要望であったが、管理会社の経営体質自体に問題がある。
 これまで区分所有者らからの新長田まちづくり株式会社の経営改善の求めを受け、神戸市も区分所有者と対立しないビル管理への指導を行なったり、管理会計の明瞭化を目的に外部評価委員会を設置するなど取り組んできたが、いずれも会社の協力が充分でなく不調に終っている。
 会社の立て直しで管理を良くすることができないことが明らかな今、地区全体のあり方を考えた上で会社をどうしたいのか、会社設立の発起人で株主である神戸市は方針を明らかにすべきではないか。
 また会社をどうするのか考えを示した上で、ビル管理の正常化にむけて、具体的には管理規約を変えるしか方法がないが、区分所有者全体で議論をし、そこに向かってはっきりと踏み出すべきではないか。
局長)まちづくり構想を作ってから15年が経ち、見直しの必要がある。管理については区分所有者が決めるべきと考えている。そのための協議を行なわれている。神戸市は最大の区分所有者だが、そもそもは保有床を持とうとして持っているわけではない。

平井)まちづくり構想の見直しと言われたのは前進だが、今が区切りの時だという覚悟があると思うので、そこをはっきりしてほしい。会社を設立して街のあり方をつくった神戸市が新たな管理を考える責任がある。

2.にぎわいづくりPと今後のビルの活用について
平井)商業床の活性化のために「にぎわいづくりプロジェクト」が、既存の商店街組織を超えたチームを組織して進められている。現状のままのビル活用でなく、再ゾーニングを見据えた話し合いをしているが、床全体の50%を所有している神戸市は大きな役割がある。ビルの資産価値をあげることができるプロジェクトになりつつあるのか。

市街地整備担当局長)コミュニティづくりと再ゾーニングという2つの柱で動いている。床の再編成も行い、新たな活用を検討していく。

平井)床の再編成をして活用する取り組みをするなら、現状のままのサブリースをする必要がない。H26年でまちづくり会社とのサブリース契約が切れた後どうするのか。

局長)通常ならそのまま契約更新するが、リースの規模なども改めて検討することになる。

平井)そもそも神戸市が床を大量に保有し続けること自体が望ましくない。これまで売却やその他の活用方法を検討をしてきたのか。市も保有床の将来像を示すべきではないか。

局長)売却やリースなど誘致をしてきたが実を結ばなかった。

平井)市民には現状維持で動いていないようにしか見えない。期待感がなければ新たな事業者の参入や顧客の創出もできない。希望がもてるような動きを見せてほしい。

〈要旨は以上〉----------------------------------------------------------------

最近もNHKで特集番組が放送されるなど、マスコミでも取り上げられています。
取り上げられるのはいいのですが、
最近は「神戸市の巨大再開発VS虐げられる住民」というストーリーの番組づくりが定着してしまっているのにはとまどいがあります。

大規模再開発で商業床を供給しすぎたことは
失敗と神戸市も認めるべきですが、
だからと言ってビルを全部壊して震災前の街に戻すことはできません。
だから地元も必死で管理の正常化や、リボーンプロジェクトの努力をしているのです。
それを無責任に「再開発の失敗でどうにもならない街」と報道されると…
企業やお客さんにもマイナスイメージが定着してしまいます。

一部の区分所有者の方々が管理問題を提起し始め、私もそれを取り上げた2009年当時
ほとんど表に出ていなかった街の問題をマスコミが取り上げてくれ
注目が集ったことはありがたかったのですが、そこから一向に切り口が変わらない。
もう少し、応援する気持ちをもって取り上げていただきたい。

新長田も頑張ってる、と感じてくださった方には
ぜひ応援の気持ちで街に足を運び、見守っていただきたいと願います。

| 神戸市会 | 19:45 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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